最終的には自然の力に頼らなければならない妊娠ですが、より多くの妊娠のチャンスを得るために、セックスのときの体位を工夫してみましょう。
妊娠しやすいセックスの体位は、「子宮口に精液がたまりやすい体位」といえます。
精子が 卵子とめぐりあうために泳ぐ距離を短くしてあげるのです。
それには、女性が腰の下にクッションや座布団を折って入れ、できるだけ骨盤の位置を高くするようにします。
妊娠しやすい体位は、正常位になります。 女性に子宮後屈がある場合は、女性がうつぶせの姿勢になり、背後から射精すると効果的です。
また、胸膝位もよいでしょう。 いずれの場合も、大切なのは、膣のいちばん奥に精液をため、子宮囗が精液で満たされる状態をつくることです。
射精後、女性はすぐに起き上がらず、そのままの姿勢で10分ほどじ っとしているようにします。
また、愛情にあふれてムードのあるセックスも妊娠するには不可欠です。最近、男性の精液に 関する興味あるデータが報告されました。
男性がマスターベーションによって射精した精液 と、愛し合っている夫婦がセックス中にコンドームに射精した精液を検査したところ、精子の数も運動率も、セックスのときに射精された精子のほうがまさっていました。
これは、性的な刺激だけで射精された精子より、男女のセックスの高まりによって射精さ れた精子のほうに、より大きな妊娠のチャンスがあることを示していると考えられます。
妊娠するために女性の場合も、妊娠初期のセックス中にオルガスムスに達すると子宮が収縮し、膣の中の精液をスポ イトのように子宮囗から吸い上げるように働くことがわかっています。
つまり自然な妊娠のためには、夫婦が、幸せな気持ちで、お互いを慈しみながらセックス を行うことがなによりも大切なのです。
妊娠するために心がけたこと