キャッツクロー独自の含有成分があるようです。
キャッツクローの治療効果やすばらしい臨床成果の背景には、キャッツクロー独自の含有成分があるようです。
キャッツクローの樹皮には、六種類のアルカロイドが含まれています。アルカロイドとは、植物体に含まれる塩基性物質の総称で、特殊な薬理・生理作用を持つ物質をさします。
たとえば、お茶・コーヒーに含まれるカフェインや、タバコの二コチン、さらにモルヒネもアルカロイドの一種です。
二コチンのように体内で毒性を発揮する有害物質もある反面、特殊な生理作用から鎮痛薬などとして医薬品などにもよく応用されています。
キャッツクローにこれまで確認されている六種類のアルカロイドは、いずれも人体に有害となる作用は認められていません。
キャッツクローの6種類のアルカロイド
@イソテロポデイン
Aテロポデイン
Bイソミトラフィリン
Cミトラフィリン
Dイソリンコフィリン
Eリンコフィリン
なかでもイソテロポデインはキャッツクローに特異的に認められるもので、免疫力を増強する作用が知られています。
またテロポデイン、イソミトラフィリン、イソリンコフィリンも、マクロファージ(人間の体内の免疫組織)の貪食作用を促し、身体に侵入した細菌やウイルスを殺し、さらにガン細胞などを増殖させない働きを持っています。
アメリカやヨーロッパの臨床研究機関で、肩こり・腰痛、ガン患者やエイズ患者に対して実際に投与されているのも、このアルカロイドが人体に有効に作用することが期待されているためです。
さらにリンコフィリンは、血小板凝集と血栓を予防する働きを持っており、脳梗塞や心筋梗塞の予防に有用であることが考えられます。