不妊治療用語辞典

不妊治療によく出てくる用語です気になる言葉はチェックA

男性不妊

男性側に不妊原因があることで、WHO(世界保健機関)の調査では、不妊のカップルのうち
半数近くが、男性側に原因があるとされています。
男性不妊のうち約9割は、精子が精巣でつくられる過程になんらかの歌題がある「造精機能障害」。精子の数が少ない乏精子症、精子の運動率が低い精子無力症などがあります。

凍結胚移植

体外受精で良好な受精卵が多数できた場合、凍結保存する。その受精卵(胚)を、自然周期やホルモン補充周期に移植する方法です。

【は行】
胚盤胞移植

受精卵(胚)が良好に発育したものを胚盤胞といい、それを子宮に移植する方法。胚盤胞まで達するものは約5割だが、着床率が高<なります。

排卵誘発

卵胞を育て、排卵を促す排卵誘発剤を使って、排卵を起こすことです。おもに排卵障害がある場合に行なわれます。自然排卵が認められる場合でも、ホルモン環境をととのえ、排卵をより確実にするために使うこともあります。排卵誘発剤には、脳に働きかけるおだやかな効きめの飲み薬(クロミフェンなど)や、卵巣に直接働きかけて高い排卵効果を期待するhMGやFSHの注射剤があります。

不育症

1度の流産ではなく、妊娠しても流産や死産を繰り返してしまう症例です。習慣流産もほぼ同じ意味で使われています。

フナーテスト

排卵日ごろに性交し、子宮頸管粘液を採取する検査です。精子が中に進入しているか、状態のよい精子の数を顕微鏡を使って確認します。

腹腔鏡検査

おへその下に小さな孔を2〜3ヵ所あけ、腹腔鏡を入れて、卵管や卵巣の様子を画面に映し出します。全身麻酔をして行ない、1〜4日ほどの入院が必要です。

【ら行】
卵管障害

卵管が細い卵管狭窄、卵管がふさがっている卵管閉塞などで、卵子が精子にめぐりあえない状態です。

リコンビナントFSH製剤

バイオテクノロジーにより開発されたF S H製剤(排卵誘発剤の一種)で、製剤ごとの効力が均一なのが特徴です。自己注射が認可されています。

【アルファベット】
AIH

配偶者間人工授精。

ART

生殖補助技術=体外受精や顕微授精などの高度不妊治療のこと。

FSH

卵胞刺激ホルモン。脳下垂体から分泌され、卵巣で卵胞を発育させるホルモン。FSH製剤は、排卵誘発に用いられます。

hCG

ヒト絨毛性ゴナドトロピン。成熟させた卵胞。成熟させた卵胞を排卵させる注射薬としても使われます。

hMG

ヒト閉経ゴナドトロピン。クロミフェン製剤で排卵しない場合や、体外受精などで多くの卵胞を育てたい場合の注射薬としても使われています。

ICSI

卵細胞質内精子注入法。顕微鏡下で細いガラス管を用いて精子を卵子に注入して子宮に戻す。現在の顕微授精はほとんどがこの方法です。

IVF

卵巣から卵子を採取し、精子と受精させたうえで、子宮に戻して着床させる方法。卵管が閉塞しているとき、精子の状態が悪くて人工授精ができないとき、一般不妊治療(タイミング法、人工授精)を続けても妊娠しないときなどにすすめられます。

LH

黄体化ホルモン。卵巣内の卵胞が成熟したときに、脳下垂体から分泌されるホルモン。急激で大量に放出されると排卵を促し、排卵後は卵巣内に残った卵胞を黄体に変える作用があります。

P

黄体ホルモン、プロゲステロン。子宮内膜を肥厚させて、着床の準備や妊娠維持の環境をととのえるホルモン。排卵後、卵子を包んでいた卵胞は黄体となり、ここから黄体ホルモンが分泌されます。

PCOS

卵巣の皮膜がかたく、卵胞がある程度育っているのに外に飛び出すことができない病気です。

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排卵日の予測の方法
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