妊娠率と年齢

妊娠率と年齢

「妊娠力」はほとんどの女性に備わった力。でも、年代によってその力には大きな差があります。卵巣や子宮が元気に慟ける期限は昔からあまり変わらず、10代後半から40代はじめまでのたかだか25年くらいです。今の日本では若いときに計画妊娠する人は少ないので、大体15年くらいで産まなければなりません。

データで見る妊娠率の年齢別推移

データを見ると女性特有の体の機能は一定期間に活発に活動することがわかります。

上図を見てわかるように33歳くらいから妊娠率は徐々に減っていきます。また年齢別出生データを見ると妊娠適齢期は25歳から34歳です。

妊娠力はほとんどの人に備わった普通の力ですが、30代前半までは安定していて、そこからゆっくりと下降し始め40歳前後から下がり方が加速します。そのカーブの半ばで、性感染症や子宮の病気などがあると早くから妊娠しにくくなることがあります。

定期的に産婦人科の検診を受ける習慣をもったり、生理の不調を感じたときにすぐ受診ずれば早期に発見できます。
また、疲労やストレス、生活習慣によっても妊娠力を失うことがあります。

不妊治療はずいぶんとと身近なものになりましたが、その精神的・経済的負担は決して小さくありません。妊娠力はゆとりを持って守ってあげてください。